No.3 「論理的思考ランナー李さんに聞く秘訣」

ランスタグラム / RAC主宰:後藤敏雄のコラム

No.3 「論理的思考ランナー李さんに聞く秘訣」

Q1『走ること以外の李さんについて教えてください。』

普段は会計士や税理士として会計に携わる仕事をしています。ランナーさんからもちょっと税金のこと教えてーとか、確定申告の時期ではどうすればいいの?と聞かれることもあります。簡単な質問だとその場で答えられて、自分で言うのも変ですが重宝されてます。

またプライベートでは、山とか自然のなかにいるのも好きですし、海岸で波を何時間も見ていても飽きないです。

Q2『走り始めたきっかけを聴かせてください。』

 毎年東京マラソンの抽選に申し込んでいました。申し込んでいればいつかは当選します。2014年9月に東京マラソン2015に6,7回目の申込みで当選して走ることになりました。当選した当時はお腹も出ていて、今よりも10キロ太っていましたね。当選しても権利放棄しようかと思っていたほどです。周りからせっかく当選したのだから走りましょうと励まされて、それ以来ずっと走っています。

Q3『マラソンを始めてご自身が変わったことは何ですか?』

健康と食べ物に気をつけるようになりました。もともと食べることが大好きで太りやすい体質です。夜になるべく炭水化物と油ものを摂取しないようになり、体が軽くなった気がします。また早朝にジョギングをするようになるので、自然と早起きになり夜ふかしをしなくなりました。この結果、一日の生活リズムが朝型になり、 健康になったと思います。

Q4『思い出に残るレースの展開を聴かせてください。』

 2019年の東京マラソンです。気温5度と寒い中、最初からサブ3.5を目指して走り出しました。最後は全身筋肉痛になりゴール後は立てずにそのまま医務室に直行しました。出し切った・やりきった点で思い出に残っています。レース展開はハーフ通過時で、サブ3.5ギリギリ、そして25キロすぎから苦しくて、声援は聞こえているし、知り合いがあちこちで応援してくれて目線にも入るのですが、反応できなかったです。サブ3.5を達成したのはゴール後すぐに分かったのですが、嬉しくて達成の実感がわいたのは、医務室で落ち着いたしばらくあとのことです。嬉しくいっぱい泣きました。

Q5『レースで安定的に結果を出す秘訣を教えてください。』

なぜそのペースで走るのか、なぜその練習をするのかを考えています。たとえばインターバルでも安定したペースで走るために時計をよく見ます。 数字にはこだわりますし、去年の同時期に同じ練習メニューでもどの程度のペースで走っていたのかの比較もします。またペースだけではなくて、心拍数も気にしています。今のランニング用の時計の性能は優れているので時計で心拍数を測れてリアルタイムで把握できます。とにかく数字には人一倍こだわると思います。

また練習時にインターバルでは全部出し切ること(オールアウト)を意識しています。最近はやらないのですが、練習後倒れ込むほど追い込むこともしばしばでした。

Q6『練習メニューを計画する際に大切にしていることは何ですか?』

 私は血液検査の結果、月間走行距離を200キロ以内と医師に制限されています。なので月間200キロでどのように練習をするのかやりくりが大変です。ロング走・ジョグ・インターバルで200キロを超えてしまうので、 そのやりくりが大変です。

練習メニューは以前はきっちり1ヶ月分決めていましたが、今は走れる時間も限られるので、ポイント練習以外はその日の気分で決めています。また体調を崩さない、疲れを残さないことを大切にしています。たとえばインターバルの翌朝のジョグはゆっくりめに走るようにしています。

Q7『李さんの考える「数字の魅力」を教えてください。』

 数字は誰にでも絶対的な指標です。たとえば速く走るというのは、人によって考えが違います。キロ4分ベースが速い人もいれば、遅い人もいます。またマラソンのタイムは数字で出るので、誰にでも共通言語で話せる分かりやすい指標だと思っています。フィギュアスケートのように採点者によって評価が変わるものではないのが、数字の魅力だと思っています。

Q8『走ることで得られている付加価値は何ですか?』

 私にとって、目標タイムでマラソンを走れるようになることはゲームの攻略と似ています。 走ることで達成感を得られますし、練習で苦しんだからこそ乗り越えられたものをつかむ達成感です。この達成感を得るために、ほんの3時間半のために1年間練習しているといっても過言ではありません。

Q9『走ることについて、これからやってみたいことを聴かせてください。』

 マラソン以外でも、たとえば山を走るトレイルランニングとかをやってみたいですね。山も好きなので登山もしたいです。登山もマラソンで基礎体力がついたので、登るスピードも速くなりました。

Q10『李さんにとって「RAC」とはどんな存在でしょうか?』

仲間ですね。仲間と一緒に走ることで、ひとりだとこなせない練習をこなせるようになります。普段からよくしゃべりますが、練習中でも声がけしたり、されたりよく話します。一人で練習するときは話さないですからね。

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