モチベーションを維持する
マイトレーニング

モチベーションを維持する

『Brain Driven パフォーマンスが高まる脳の状態とは』を読み、マラソンにも繋がる内容と感じたところを書きます。

練習中や本番で苦しくなった時を乗り越えると突然元気になる局面が出てくることがあります。いわゆるランナーズハイの状態です。走っている間の苦しい状態が続くなか一定程度の苦痛を超えると、脳内では快物質が大量に出た状態になり、苦しいはずなのにハイな状態になってしまうことは皆誰しも経験していると思います。

苦しければ苦しいほど、目の前の苦しさにとらわれやすくなるので、「成し遂げた際のポジティブなイメージ」を願望として意識的につくり出し、ドーパミンを誘導して前に進む必要があります。そのためにも、脳や身体で快の反応をもたらす想像力と妄想力が必要とのこと。だからこそ「苦痛をたしなむ」発想が必要になります。そのためにも、ときには自分で自分を追い込み、その苦痛、辛さを受け入れてみることが訓練だと言います。それによって、苦痛を体感したあとに通常以上の大きな差分が生まれ、大きな喜びを得られる可能性を高めることになります。苦痛、苦しみというどん底状態と快の間には大きな差分が生まれるので、ドーパミンも通常より大量に分泌されます。

これが次への大きなモチベーションになっていきます。より困難なことにもトライする脳をつくっていきます。苦痛や痛みはネガティブな要素であるものの、モチベーションに大きな役割を担っています。

さらに、こうした苦しい刺激を受けてストレス反応が起こると記憶定着効率が高まり、学習効果を高めることにもつながるそう。一定のプレッシャーがかかった状態の方が記憶定着効率が高いことは、私も早朝の練習時に空いている耳で学習しながら走ると、その走った場所という空間とともにキツいストレスで脳に刻み込まれることを実感しています。毎朝新しいことを覚えられるということも次の学習へのモチベーションに繋がっています。

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投稿者

東京都

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